こんばんは。金子わたるです。
今日の夜は渋川青年会議所青年部(渋川YEG)の例会に出席しました。YEGは今年度・根岸会長の方針で会員拡大に力を入れ、会の事業として11月にビジネスマッチング(異業種交流会)を行います。今日の例会も新入会員3人が参加し大いに盛り上がった例会となりました。根岸会長は今年度の市PTA連合会の会長や消防団の分団長も務めています。根岸会長のバイタリティーとパワーには本当に感心します。来週の8月2日(火)には私が委員長を務める「調査研究委員会」の例会が行われます。
先週参加した『全国若手市議会議員の会』の研修会の報告第1弾です。六本木ヒルズの自家発電システムについてです。写真は六本木ヒルズ森タワーでの研修会風景です。
電気事業制度改革の中で、電気を供給する事業者は多様化しており、電気事業法の下電気事業者は「一般電気事業者」「卸電気事業者」「特定電気事業者」「特定規模電気事業者(PPS)」等に区分されています。ヒルズに電気を供給している『六本木エネルギーサービス』は特定電気事業者になります。詳しくは経済産業省資料(アドレスは こちら )の7ページをご参照ください。。
六本木エネルギーサービスは平成7年の電気事業法改正により発電時の廃熱を熱供給事業者を介してその地域の熱需要に有効活用することができるようになったため、電気と熱の両方の配給事業を行っています。熱配給とは廃熱を利用した冷暖房の供給です。テナント企業、入居者は割引で電力・熱供給が受けられます。
発電所は地下6階に位置し、発電機は都市ガスを燃料とした「蒸気噴射型ガスタービン発電機」を採用し、6,360kwの性能の物が6基あり合計発電量は約4万kwです。現在は供給不足の東京電力に発電量の1割にあたる4,000kwを売電しているそうです。点検時には電力会社からのバックアップ電力を受けることができ、安定してヒルズ内の電力を100%供給しています。ちなみにテレビ朝日は放送事業者として電力停止による放送事故等があると業務に支障が出るため、以前通りの東京電力からの電力供給を受けることを選んだそうです。ヒルズタワーにはゴールドマンサックス等の外資系企業のオフィスが多くありますが、電気が一瞬でも停まったら業務に多大な支障のでる業界としてはこの発電システムがあるため入居しているという理由もあるようです。
事業概要は以下の通りです。
≪会社概要≫
名 称:六本木エネルギーサービス?
設 立:平成12年8月4日
事業内容:電気供給および冷水。蒸気等の熱供給
資 本 金:4億9千万円
出資会社:森ビル?(65%)、東京ガス?(35%)
≪事業許可≫
特定電気事業:平成13年9月7日
熱 供 給 事業:同上
事 業 開 始:平成15年5月1日