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JR東日本が上三原田歌舞伎舞台の舞台保存に寄付しました
JR東日本が、SuicaなどJR関連のカードやアプリを利用し付与される「JRE POINT」のポイント交換対象として、東日本各地の貴重な文化遺産、伝統芸能の保存と継承、そして地域の発展を応援する「JRE POINT 地域応援プログラム」という寄付メニューを始めました。
その第1弾として2019年10月より1年間、国指定重要有形民俗文化財「上三原田の歌舞伎舞台」(群馬県渋川市)の、保護・継承を目的とした寄付の募集をし、2020年11月19日、上三原田歌舞伎舞台前で上三原田歌舞伎舞台操作伝承委員会へ寄付金の贈呈式が行われました。

≪上三原田歌舞伎舞台について≫
1819年(文政2年)に建築された全国的に例を見ない特殊な構造を持つ歌舞伎舞台です。
4つの特徴のある舞台装置と、80人もの人力で動かす舞台操作技術が文化財になっています。
【ガンドウ機構】
 三方の板壁を外側に倒して舞台面が2倍以上の広さになります。
【遠見機構】
 舞台の奥に遠見と呼ぶ背景をつけ、奥行きを深く見せます。
【柱立式廻転機構】
 平舞台いっぱいの回転台を回転させます。
【セリヒキ機構】
 「二重」と呼ぶ小舞台を天井・奈落の双方からセリ上げとセリ下ろしをします。
 
2019年には、創建200年祭が開催され、尾上右近さんによる特別公演が行われました。

(画像元:渋川市)

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